学情は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「キャリア形成」に関してアンケート調査を実施した。
7割以上がキャリアは「自身で選択したい」と回答
キャリア形成について、「自身で選択したい」と回答した20代は31.6%となった。「どちらかと言えば自身で選択したい」の41.8%を合わせると、7割以上の20代が「自身で選択したい」と回答している。「自分の人生なので、自身で選択したい」「転職が当たり前になってきているので、自身のキャリアは自分で決めていくべきだと思う」「希望するキャリアの方向性と合致する異動を打診されると嬉しい」といった声が寄せられた。
8割以上が異動希望申請などの制度がある企業は「魅力を感じる」
異動希望申請など、自身の希望するキャリアを実現する制度がある企業は「魅力を感じる」と回答した20代が53.2%であった。「どちらかと言えば魅力を感じる」の32.0%を合わせると、8割以上の20代が「魅力を感じる」としている。「適性を活かして働きたい」「希望するキャリアに必要な経験を積みたい」「どのような能力やスキルを身に付けるか、自身の希望も反映させたい」といった声があった。
7割以上が年功序列ではない人事制度の企業は「魅力を感じる」
年功序列ではない人事制度を導入する企業は「魅力を感じる」と回答した20代は39.7%であった。「どちらかと言えば魅力を感じる」の34.3%を合わせると、7割以上の20代が、年功序列ではない人事制度を導入する企業は「魅力を感じる」という結果となった。「年齢に関係なくチャレンジの機会があるのは嬉しい」「優秀な人が上司になると、より成長できると思う」といった声が寄せられた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年8月17日~31日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」、Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
- 有効回答数:297名
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
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