学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「新入社員の勤務形態・新入社員研修の形式」に関してインターネットアンケートを実施した。
2024年の新入社員の勤務形態は「出社」が約8割
2024年4月入社の新入社員の勤務形態は、「出社」が83.9%で最多であった。次いで、「出社とテレワークの組み合わせ」(11.9%)、「入社し一定期間後にテレワークを実施」(4.0%)が続いた。「仕事を覚えるタイミングでは、出社のほうが適していると思う」「入社直後にテレワークは難しいと思う」「ゆくゆくテレワークも併用した勤務形態に移行するが、入社直後は出社して仕事を覚えてもらう予定」といった声が寄せられた。
新入社員研修は「リアルで実施」が約7割で最多
2024年4月入社の「新入社員研修」の実施形式は、「コロナ前と同規模で、リアルで実施」が72.3%で最多となった。次いで、「オンラインとリアルを組み合わせて実施」(12.8%)が続いた。「オンラインでも実施できる内容ではあるものの、リアルで実施したほうが同期同士のつながりが生まれると思う」「リアルのほうが、新入社員の理解度を確認しながら研修を進められる」「基本出社ではあるものの、Web商談やリモートワークの機会もあるので、リアルとオンライン両方のコミュニケーションに慣れて欲しい」といった声があった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年9月7~13日
- 調査対象:企業・団体の人事担当者(新入社員研修を実施する企業が回答)
- 有効回答数:555社
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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