インタツアーは、25卒学生を対象とした「夏季インターンシップ参加状況調査」の結果を発表した。
夏季インターンシップに参加した企業は「2~4社」が最多
まず、夏季インターンシップの参加について聞いたところ、インターンシップに「参加した」と回答した学生は78.9%であった。
次に夏季インターンシップに参加した企業の数を質問した。最多は「2社~4社」(33.3%)で、「5社~7社」(29.4%)が続いた。複数企業のインターンシップに参加する学生が多く、7社以内がボリュームゾーンであった。
開催形式は6割以上が「オンライン」メイン
参加したインターンシップの開催形式について聞いたところ、「全てオンラインインターン」(27.6%)、「半分以上がオンライン」(36.7%)と、オンライン開催のインターンシップが6割以上となった。一方で、「全てオフラインインターン」(5.2%)、「半分以上がオフライン」(7.9%)など、オフライン開催のインターンシップを中心に参加した学生も1割以上いた。コロナの影響でオンラインインターンシップが普及したが、オフライン開催も増えていることが分かる。
参加経路は「就活関連のセミナー」が最多
夏季インターンシップに参加した企業を知った経路を質問したところ、「就活関連のセミナー」(49.3%)が最多であった。「ナビ媒体や就活支援サービスなどが開催した就活セミナーで夏季インターンシップの案内があった」という声が寄せられた。次いで、「ネット検索」(41.4%)が続き、「特定の就活メディア」(37.3%)を上回った。
コンテンツは「事業立案」や「業務体験」が好評
夏季インターンシップで印象的だった内容やコンテンツについて記述式で質問した。数が多かったのは「事業立案、サービス企画」「職業体験・業務体験」「グループワーク・グループディスカッション」の3種類で、実務を疑似体験できる内容が印象深かったことが分かる。とくにフィードバックをもらえるインターンシップは満足感が高かったほか、社員とのコミュニケーションの機会を設けているものもプラスの評価が多く見られる。
インターンシップの参加で志望業界が変わった学生は4割以上
夏季インターンシップに参加したことで志望業界が変化したか聞いたところ、43.9%の学生が「変わった」と回答している。
インターンシップ後に「特別選考の案内」がきた学生は44.1%
夏季インターンシップに参加後、企業からきた連絡について質問したところ、「特別選考の案内」(44.1%)が最多であった。特別選考とは、書類選考や一次選考をスキップできるといった優遇がある採用選考を指す。4割以上の学生が本選考への案内を受け取っていることが分かる。
また、夏季インターンシップに参加した企業の秋冬インターンシップに参加する予定があるかを聞いたところ、「参加予定」と答えた学生は59.7%であった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査機関:株式会社インタツアー
- 調査対象者:25卒大学生
- 調査母数:1万1512名
- 回答数:561名
- 調査方法:「インタツアー」マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
- 調査期間:2023年9月1日~10日
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