マネーフォワードは、同社の人事制度「インクルーシブコース」で働く社員や、今後同社で働くことを検討している障がい者に向けた「支援ポリシー」を公開した。
同社では昨年、障がい者雇用の社員向けに、一定の配慮を受けながら可能な範囲の業務をやり遂げることを目標にしたインクルーシブコースを新設し、独自の報酬・評価・グレード制度を導入した。導入以降、社員からは、「今後のキャリアを描きやすくなった」「目標を立てやすくなった」という声が上がっているという。
今回公開した支援ポリシーでは、インクルーシブコースで働く社員の長期的なキャリアアップを叶えるために、本人の主体的なキャリア形成を支援する姿勢を示している。このポリシーに基づき、インクルーシブコースの社員と対話を重ね、力を発揮するためにどのような配慮が必要か、自身の人生でどんなキャリアを描きたいのかといった、1人ひとりに合わせた働き方を一緒に考えていくと同社は述べている。
支援ポリシーの内容は次のとおり。
- マネーフォワードは、あなたが働くことを通じて
社会や会社はもちろん、自身の人生を前へ進められるよう支援します。 -
- 私たちの考える「働く」
- 働くことは、経済的な安定だけではなく、個人の成長と社会貢献を叶える機会であると考えています。あなたが働く中で成長し、自らの意思と行動で、自身のキャリアと人生、そして社会をさらに前へ進めることができると、私たちは信じています。
- 私たちの考える「支援」
- 私たちは、あなたが人生を前に進める道のりに伴走します。あなたがマネーフォワードグループで活躍するために必要な配慮を一緒に考え、あなたが成長し、自ら目標達成や課題解決に取り組めるよう支援します。
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