プラスアルファ・コンサルティングは、同社が提供するタレントマネジメントシステム「Talent Palette」(以下:タレントパレット)において、社員の所属情報やスキル・経験、異動履歴、性格傾向といった蓄積された人材情報から、社員1人ひとりの特徴をまとめた紹介文を生成AIにより自動生成する新機能をリリースした。
この新機能は、タレントパレットに一元管理されたさまざまな人事・人材データから、社員のキャリア状況や特性などの概要から紹介文を自動生成。紹介文生成に活用するデータは管理者側で任意に指定可能で、たとえば「異動歴情報とスキル情報は活用するが、適性検査情報は活用しない」といった個別の制御ができる。
また、生成の際に指定したデータ(社員情報やスキル情報など)の中身が更新されるたびに、最新の情報を反映した紹介文をリアルタイムに自動生成し表示する。
紹介文を生成する際には、たとえば次のデータが用いられる。
- 役職、等級、職種など、現在の職務情報
- これまでの異動歴など、キャリア情報
- スキルや資格情報
- 適性検査や動物占いの情報
- 独自に収集した、趣味や得意なこと、将来の夢など人柄を表現する情報
機能の効果的な利用シーンとして、同社は下記を挙げている。
- 新入社員の紹介
- 新組織内での社員相互理解
- 技術系スキル、キャリアの簡単把握
- チーム内の社員紹介一覧の作成
- 人事異動案策定時の対象社員の人物把握
- 昇格者や異動社員の紹介文作成
なお、同機能内ではAzure OpenAI Serviceを利用。Azure OpenAI Serviceの利用規約により、扱うデータは学習等外部で使用されることはないという。
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