外資系人材紹介会社であるヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは、採用における生成AIの利用状況について調査結果を発表した。
約3割の企業が採用においてAIを利用している
採用における生成AIの利用状況を調べたところ、日本では、「大きくAIに頼っている」と回答した企業は3.4%であった。「特定の段階で適度に利用している」(10.2%)、「最小限かつ慎重に活用している」(16.2%)となり、合計29.8%の企業が採用プロセスでAIを利用しているという結果となった。一方で、51.5%は採用プロセスでAIを使用する予定はまだないと回答している。
採用活動でAIを利用している企業に用途を聞いたところ、上位3つの回答は次のとおりであった。
- 面接の日時設定と調整(34.2%)
- 候補者の適性に関する予測分析(34.2%)
- 書類選考や候補リストの作成(27.8%)
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:日本の人材1554名、企業328社
- 調査主体:ヘイズ・ジャパン
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