日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、日本能率協会マネジメントセンター、日本能率協会総合研究所、ジェーエムエーシステムズと合同で、「サステナビリティ経営課題実態調査」を実施した。
人的資本経営に関する結果のサマリーは次のとおり。
- ダイバーシティ推進状況の情報開示は東証プライム企業で約9割。一方で、従業員エンゲージメントの開示は約4割にとどまる
- 取り組みが十分でないと思う項目の上位は、ダイバーシティ推進や従業員エンゲージメントの推進
- サステナビリティ経営実現のための重要な課題に、全体の6割以上が「経営戦略と人事戦略の連動」と回答するも、すでに取り組んでいる企業は3割未満
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査目的:日本企業がサステナビリティ経営を推進するにあたっての重要な経営課題を明らかにするとともに、サステナビリティ戦略や施策決定へ役立てることを目的とする
- 調査対象:国内主要企業 4853社
- 調査方法:Webアンケート調査
- 調査時期:2023年11月6日~12月1日
- 有効回答数:138社(有効回答率:3.2%)
- 回答企業:製造業 58社/非製造業 79社(その他1社)、上場企業 118社/非上場企業 20社
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