京王電鉄は、育児、介護、不妊治療中の管理職を対象に、最大3年間の職位変更を選択可能とする「ポストチェンジ制度」を導入すると発表した。
同制度の詳細は次のとおり。
- 導入の背景
- 管理職としての職責を果たしながら育児との両立を不安に感じる社員の声を受けて検討。同じ悩みを抱える管理職がいるかもしれないという潜在的なニーズや、将来的なライフイベントを考えて管理職に登用されることを躊躇する社員がいる可能性などを踏まえ、制度化した。
- 目的
- 育児、介護、不妊治療といった大きなライフイベントに直面した管理職が、一時的に職位を変更することで業務負荷を軽減し、ワークライフバランスの比重を可変的にすることで、ライフステージに応じた柔軟なキャリア形成を可能とし、将来にわたって活躍する人材の確保ならびに社員の働きがい向上を目指す。
- 対象者・職務変更
- 次図のとおり。
- 移行期間
- 最大3年間(移行期間終了後は、原則移行前の職位に復帰する)
- 制度開始日
- 2024年4月16日
【関連記事】
・5割が管理職研修の効果測定に改善の余地があると回答、測定の難しさが課題―ZaPASS JAPAN調べ
・女性管理職比率の向上に取り組んでいる企業は8割以上も、4割の社員は効果を感じていない—WHI調べ
・プレ管理職への育成支援は実施率39% 新任・既任管理職と比べて低い割合に—JMAM調べ