学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「2026年卒採用」に関して調査した。
26卒採用は「難しくなる」と回答した企業が8割超
26卒採用について、「難しくなると思う」と回答した企業は58.9%であった。「やや難しくなると思う」の26.5%と合わせると、8割以上の企業が「採用が難しくなる」と思っていることが分かった。「難易度が下がることはこの先ないと思う」「売り手市場の状況が続くと予想している」「年々母集団の形成が難しくなっている」「早期化の傾向は強まり、競合他社と学生の取り合いは激しくなると想定している」などの声があった。
26卒採用は「早期化する」と回答した企業が9割に迫る
26卒採用は、「早期化すると思う」が57.3%、「どちらかと言えば早期化すると思う」が30.2%と、9割に迫る企業が「早期化する」と回答した。「売り手市場は激化しており、多くの企業が広報活動を早期化することが予想される」「早めに接点を持ち、自社への入社を促す企業が増えている」「以前参加したイベントで、すでに2年生からイベントに参加している学生がいた」などの声が寄せられた。
26卒採用における内々定出しの開始は、「25年1月・2月」が最多
26卒採用の内々定出しの開始時期は、「2025年1月・2月」が20.6%で最多となった。次いで、「2024年11月・12月」が16.9%と続いた。「インターンシップ実施後、志望意欲が高いタイミングで内々定出しを行う」「25卒の時よりも早く進めたい」などの声が寄せられた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年4月30日~5月15日
- 調査対象:企業・団体の人事担当者
- 有効回答数:649社
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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