プロティアン・キャリア協会は、人事部門・キャリア支援者・経営陣などを対象に「キャリア自律意識調査」を実施した。
キャリア自律には「経営層と管理職のコミットメントが必要」は7割
74%がキャリア自律の実現のために、経営層と管理職のコミットメントが必要だと回答した。また、事業戦略と人事戦略を連動させ、ビジネス目標と人材育成・活用の方針が一致することが企業に求められることが分かった。
若手のキャリア自律支援は、従業員満足度の向上につながる
キャリア自律は組織の生産性向上に寄与する共通認識があり、特に20〜30代の世代からの関心が増加しているとの回答が過半数あった。主体的に考え、学び、行動する従業員が増えることは組織の生産性向上にもつながるというポジティブな考えが多数となっている。
キャリア自律に関する制度、活用度と効果にギャップがある
キャリア自律に関する制度について、オンライン学習や手上げ式トレーニングを活用している人は、これらの制度が最も効果的だと感じている。一方、実際には「上司との1on1」のほうが多く活用されていることが分かった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:キャリア自律意識調査レポート
- 調査方法:「プロティアンフォーラム2024」への応募時のアンケート調査
- 調査期間:2024年7月22日〜8月9日
- 対象者:イベント応募者
- 有効回答:254人
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