アクシスは、同社が運営する転職・キャリアノウハウメディア「すべらない転職」にて、日本国内で働く20〜60代を対象に「退職前面談」に関する意識調査を実施した。
7割が、退職時に「退職前面談」を実施された
退職時に「退職前面談」が実施されたか質問したところ、「はい」が71%、「いいえ」が29%となった。
また、面談時に退職を引き止めるようなことを言われたか聞いたところ、「はい」が45%となった。
面談後に退職を取りやめた人はわずか5%
面談を行った結果、退職の意思に変化はあったかを聞いたところ、「変化はなかった(退職した)」が67%、「変化があった(退職を取りやめた)」が5%であることが分かった。
さらに、退職前面談の必要性について質問したところ、「必要だと思う」が62%、「必要ないと思う」が38%となった。
退職前面談は必要だと回答した人に対し、その理由を聞いたところ、「退職手続きの円滑化のため」が41%と最も多く、次いで「会社の改善に貢献するため」「仕事に対するフィードバックを得るため」が同率で22%と続いた。
- 退職手続きの円滑化のため(41%)
- 会社の改善に貢献するため(22%)
- 現在の自分自身の仕事に対する評価や、改善点についてのフィードバックを得るため22%)
- 今後のキャリアのアドバイスを受けるため(16%)
一方、退職前面談は必要ないと回答した人に対し、その理由を聞いたところ、「面談で何かが変わるとは考えられないから」が29%で最多となった。
- 退職の意思が既に固まっており、面談で何かが変わるとは考えられないから(29%)
- 個人の意思を尊重すべきだから(24%)
- 退職理由や個人の意見を他者と共有することに、抵抗を感じるから(13%)
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名:日本国内の「退職前面談」に関する意識調査
- 調査対象:日本国内の就業経験・退職経験がある20〜60代の男女300名
- 調査年月:2024年8月30日
- 調査機関:同社調べ
- 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
- 有効回答数:300名
- 回答者の年齢構成:20代:35名、30代:133名、40代:95名、50代:33名、60代:4名
- 回答者の雇用形態の構成:正社員222名、契約社員18名、派遣社員12名、アルバイト・パート48名
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