BuySell Technologiesは、2025年1月より、すべての社員を対象に新人事制度を導入すると発表した。
新人事制度は、「Bet on Your Growth 〜1人ひとりの成長からはじまる〜」をコンセプトに、社員1人ひとりの成長が事業の成長に直結するという考えのもと設計。市場環境の変化に対応するとともに、社員のキャリア自律を最大限に支援するための施策として、人事制度を変更するという。
人事制度の変更点は次のとおり。
報酬の引き上げ・手当の導入
- 全正社員の月額給与の下限を22万円から25万円へ、3万円引き上げ
- 出張型営業職に、新たに職務手当(月額2万円以上)を導入
- 出張型営業職と店舗型営業職のうち、全国転勤に対応する社員には、全国転勤手当(月額3万円)を導入
これらの施策により、全国転勤に対応する出張型営業職は、月額給与の下限が22万円から30万円へ引き上げとなる。
正社員の月額給与下限
職種 | 全国転勤あり | 全国転勤なし |
---|---|---|
出張型営業職 (フィールドセールス事業部) |
30万円〜 (25万円+職務手当+全国転勤手当) |
27万円〜 (25万円+職務手当) |
店舗型営業職 (店舗事業部) |
28万円〜 (25万円+全国転勤手当) |
25万円〜 |
その他職種 | — | 25万円〜 |
ミッショングレード制度の刷新
年齢・入社年次・経験・性別に関わらず、任される職務に応じてグレードを決定する人事制度が「ミッショングレード制度」。これまでの成果実績だけではなく、翌半期の成長期待値を加味してグレードを決定する。高い成長を期待できる社員にはより大きなミッションを与え、ミッションに応じた報酬が支払われるという。
目標設定方法の変更
社員1人ひとりのキャリアと、会社のミッションをリンクさせた目標設定を行う。社員は実現したいキャリア(CAREER)、キャリア実現に必要な経験・スキル(SKILL)を上長とともに明らかにし、会社のミッションとも接続する半期の目標(TARGET)を設定。半期の目標(TARGET)を達成することで、個人のキャリアと会社のミッションの両方の実現に近づけるという。
バリューを体現した「バイセルのものさし」を編集
同社のバリュー「ホスピタリティ」「プロフェッショナル」「クリエイティブ」に沿った具体的な行動やスタンスのうち、特に大切なものを「バイセルのものさし」として整理。目標設定の過程の中でも、これらの項目から強みや課題を選択し、全社員が共通で実践できることを目指すものだという。
【関連記事】
・人的資本開示の状況調査を実施 「人材育成方針」などの開示度は高まるも改善余地あり—JMAC
・組織の課題を診断し、持続的成長につなげるプログラム 「DX組織クイックスキャン」を提供—電通デジタル
・研修内容を自由にカスタムでき、1名から受講可能 「IT人材育成パッケージ研修」を提供—コードキャンプ