One人事を選んだ決定打とワンデータベースならではの将来性
——タレントマネジメントシステムの選定では何製品も比較検討されたかと思います。その中でOne人事を選んだ理由は何ですか。
橋本 セキュリティを守るため、細かな設定制御ができる点に魅力を感じました。また一覧表は、タレントマネジメントシステム導入後もこれまでどおり、Excelフォーマットでの紙管理が必要でした。そうしないと法規制を満たせないのです。その点、One人事はシステムをつくったりExcelのマクロを組んだりといった手間なく、ボタン1つで、データをこれまでどおりの一覧表のExcelフォーマットへ出力できます。これが最終的な決定打になりました。
——タレントマネジメントシステムの選定は渡邊さんが主導されたそうですが、One人事のどのような点を評価したのでしょうか。
渡邊 社内で決められたExcelフォーマットに出力できることは、作業効率化の面で非常に大きいと思いました。情報公開に細かい設定制御ができるなど、他にもさまざまなメリットがありましたが、やはりExcelフォーマットにデータを落とし込めることが選定の決め手になりました。
——情報公開の設定制御については、ベンダーであるOne人事さんからアピールしたことはありますか。
宮原一成氏(以下、宮原) One人事ではかなり細かいセキュリティがかけられます。たとえば、入力項目単位で公開対象を限定するなど、細かい権限の制限ができます。オムロン ヘルスケアさんが考えていらっしゃる、データを集めたいけれど閲覧できる人を限定したい、というケースに非常に適したものになっています。

宮原 一成(みやはら かずなり)氏
One人事株式会社 HRTech事業本部 HRTech SaaS事業部 事業部長
1998年、マイクロソフト株式会社入社。営業職に従事し営業本部長等を務める。2016年、株式会社チームスピリット入社。営業責任者、ビジネス部門担当の取締役等を務める。その後外資系企業での日本市場の立ち上げを経て、2024年、One人事株式会社入社。SaaS事業の責任者を務める。
——導入はスムーズに進みましたか。
橋本 次年度を見据えた2024年2月末にOne人事さんに相談し、トライアルを3月に済ませ、4月には導入を決めました。5~6月に一部の部門で使用を始め、10月から全部門に本格的に導入。導入コストが大規模にならず、部門内決裁で済むことができ、予定より早く進めることができました。
宮原 トライアルは3週間でしたけど、Excelフォーマットへの出力など、オムロン ヘルスケアさんの業務が間違いなく置き換えできるか、通常の導入に近い条件でご支援しました。
——最後に、One人事はタレントマネジメント以外にも、労務、勤怠、給与を提供されており、1つのデータベースで人財情報を一元管理できるということですが、そのメリットを教えてください。
宮原 HRという仕事を広い視野で見たとき、人を管理すること、人の成長を支援すること、この2つが大切です。労働人口が減っていく中でも、ワンデータベースによる業務の効率化と情報の可視化を通して、組織の成長に寄与できればと考えています。パフォーマンスが良い社員でも、夜中まで残業していては疲弊してしまいます。残業時間の長さといった勤怠の状況や給与など、情報を統合的に見ないと、人のマネジメントや支援はできません。ここにワンデータベースの価値があると思っています。
——なるほど。本日は皆様、ありがとうございました。
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