マイナビは、27卒見込みの全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2027年卒大学生キャリア意向調査4月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を発表した。
48.4%が大学1~2年生時にキャリア形成活動に参加
大学1~2年生時のキャリア形成活動について聞いたところ、48.4%の学生が参加しており、年々増加傾向にある。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/1.png)
参加のきっかけは、「就職や社会の仕組みを知りたいと思い、自主的に」が18.7%で、前年の12.8%より5.9ポイント増加。低学年時から自主的にキャリア形成活動に参加する傾向が強まっていることを示しており、自身の将来に対しての考えや意識を主体的に考えていることが分かった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/2.png)
4月単月でキャリア形成活動に参加した割合は18.3%
4月単月でキャリア形成にかかわるプログラムへの参加状況を聞いたところ、「オープン・カンパニー&キャリア教育など」の参加率は15.9%で、「仕事体験」は2.9%、「インターンシップ(5日間以上のプログラム)」は1.3%となった。「これらの活動には参加していない」を除くと、18.3%の学生が何かしらのキャリア形成活動に参加したことになる。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/3.png)
4月時点では、キャリア形成活動への参加率が2割を下回っているが、例年の傾向では夏の長期休みに向けて参加率の増加が見込まれる。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/4.png)
初任給について「企業の公式Webサイト」経由で情報収集する学生が6割超
初任給についてどのように情報収集しているかを聞くと、「企業の公式Webサイトを見る」が62.0%で最多となった。「特に何もしていない」の12.6%を除くと、87.4%の学生が初任給について何かしらの情報収集をしていることが分かる。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/5.png)
また、理想の初任給額について最も多かった回答は「25万円」で28.0%となった。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、大卒初任給は平均24万8000円となっており、おおよそ全国平均の初任給額を求めていることが分かる。一方で、「30万円」と回答する学生が21.7%で2番目に多かった。初任給引き上げのニュースが頻繁に報道されていることから、理想の初任給に注目が集まっている可能性が考えられるという。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6692/6.png)
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年4月20~30日
- 調査方法:マイナビ2027の会員に対するWebアンケート
- 調査対象:2027年3月卒業見込みの全国大学生、大学院生
- 有効回答数:2878名
【関連記事】
・26卒に最も人気のIT企業は「NTTデータ」 16年連続の1位獲得—みん就調べ
・26卒の4月末の内々定保有率は70.0% 「辞退の意思を伝えていない企業がある」は約6割—マイナビ調べ
・26卒の地元就職希望が6割を下回る 理由は「志望する企業がない」「給料が安そう」—マイナビ調べ