TQコネクトは、企業向けに「仕事と介護の両立支援セミナーパッケージ」の提供を開始した。

同パッケージは、近年深刻化する介護離職の問題に対応し、特に2025年4月の育児・介護休業法改正により企業に求められる社員への積極的な情報提供義務への対策として、企業の人事担当者を支援するもの。企業が従業員向けに、介護に関する正しい知識と具体的な支援策を提供できるよう設計されている。イベントの企画から運営までをTQコネクトで請け負うという。
セミナーの事例は次のとおり。
- 介護体験の共有:企業に所属する社員による、仕事と介護の両立に関するリアルな体験談を共有。参加者は自身の状況を客観的に見つめ、具体的なヒントを得られるという
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専門家による講話:介護に関する専門家が登壇し、介護に直面したときの心構えや考え方などを解説。親子が最終的に「この人と親子でよかった」と思いあえる関係を築くために大切なポイントを紹介する
- テーマ:「親が70歳になったら知っておきたい7つのこと」
- 話者:大正大学 社会福祉学科 教授 宮崎牧子氏
- 自社制度の解説:企業の人事担当者から、自社の介護支援制度(介護休業、短時間勤務、福利厚生など)について直接説明する時間を設けることが可能。これにより、従業員は利用可能な制度を明確に把握し、安心して仕事と介護を両立できる環境を整えられるという
なお、開催形式(オンライン、オフライン、ハイブリッド)や所要時間、対象人数は、各企業のニーズに合わせて対応するとのことだ。

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