月刊総務は、全国の企業を対象に「ウェルビーイングに関するアンケート調査」を実施した。
「ウェルビーイング」を理解している人は74.5%
ウェルビーイングの理解度について質問したところ、「よく理解している」と「なんとなく理解している」を合わせると74.5%となり、2022年調査の58.1%から16.4ポイント増加した。
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ウェルビーイングに取り組んでいる企業は64.6%
会社でウェルビーイングに取り組んでいるか聞いたところ、「とても取り組んでいる」と「やや取り組んでいる」を合わせて64.6%となり、2022年調査の51.8%から12.8ポイント増加した。
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ウェルビーイングに取り組む理由は「従業員エンゲージメントの向上」が最多
ウェルビーイングに取り組む理由について質問すると、「従業員エンゲージメントの向上」が73.1%で最多となり、次いで「従業員満足の向上」が63.5%、「モチベーションの向上」が57.7%、「離職率の低下」が56.7%と続いた。
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取り組んでいない理由は「何をすればよいか分からない」
ウェルビーイングに取り組んでいない理由について聞いたところ、「何をすればよいか分からない」が45.6%で最多となり、次いで「経営陣の理解がない」が42.1%と続いた。
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7割超がウェルビーイングを測定するアセスメントを「実施していない」
社員のウェルビーイングを測定するアセスメントの実施状況について聞くと、「実施している」は28.6%にとどまり、71.4%が「実施していない」と回答した。
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ウェルビーイングの取り組みが「社員に認知されている実感がある」は約4割
ウェルビーイングに関する取り組みが社員に認識されていると思うか質問すると、「認知されている」が40.4%、「認知されていない」が30.8%、「分からない」が28.8%となった。
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ウェルビーイングを高く感じるのは「出社とテレワークのハイブリッド勤務」
ウェルビーイングが高まると感じる働き方について質問したところ、「週1、2日出社のハイブリッド」が24.2%で最多となり、次いで「出社日を定めないテレワーク」が21.7%、「週3、4日出社のハイブリッド」が21.1%と続いた。
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3割以上が出社回数が増え「オフィス回帰」、テレワークメインはわずか3.1%
オフィス回帰の状況について聞いたところ、「ずっとオフィス出社している」が46.0%で最多、次いで「ハイブリッド勤務だが出社日数が増えている」が32.3%、「出社日数が変わらずハイブリッド勤務を継続」が18.6%と続いた。
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経営層と従業員の理想の出社頻度にギャップあり
経営層と従業員それぞれが望む働き方について聞くと、経営層は「毎日出社」が約6割、従業員は「3割以下」と、意識の差が明らかになった。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:ウェルビーイングについての調査
- 調査機関:同社調査
- 調査対象:『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか
- 調査方法: Webアンケート
- 調査期間:2025年5月12〜19日
- 有効回答数:161件
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