RUHとSei San Seiは、AIやRPA、ATSを統合し採用プロセスの設計・実行・改善を一気通貫で支援する次世代型採用代行「RPaaS(Recruitment Process as a Service)」を共同開発し、販売を開始した。

RPaaSは、採用活動における「設計(要件定義・選考設計)」「実行(集客〜選考〜オファー)」「改善(モニタリングと最適化)」を統合したサービス。生成AIとRPA、ATSを活用し、面接評価や最終意思決定など人の判断が必要な箇所のみを残すことで「ほぼゼロオペレーション」の採用運用を目指す。
同サービスは、広告会社のケイパビリティを活かした上流のブランド、コミュニケーション戦略策定と、RPO・RPA実装に長けた専門チームによる下流の採用運用をシームレスに束ねることで、経営・事業戦略から逆算した「勝てる採用」を一社完結で実現するという。
特に、博報堂グループであるRUHの強みを活かし、広告代理店ネットワークとの販売協定をベースに、上流のリブランディングから下流の採用実務までを一気通貫で支援できる点は、他社にはない独自価値だとしている。また、ユーキャンがRUHに49%出資している経緯から、ユーキャンネットワークが抱える100万人のDBに基づく人材紹介も可能となっており、幅広いニーズに対応したサービスを展開できる点も強みとのことだ。
同サービスの概要は次のとおり。
具体的なサービス例
- 経営・事業戦略と連動したKGI・KPI起点の採用設計
- 生成AI×RPAによる募集原稿作成・スクリーニング・日程調整の自動化
- ATS連携による候補者管理の標準化と再現性の高い運用
- 定例レビュー、ダッシュボード可視化による継続的改善
想定される効果例
- 採用担当者の作業負荷を圧縮し、価値創造業務(候補者体験、タレントプール形成、ハイレイヤー採用)へリソースを再配分
- 運用標準化により、担当者変更時も品質を維持する「再現性の高い採用」を実現
- ブランド刷新と採用戦略を連動させ、ターゲット人材への訴求力を強化(上流のブランド資産を母集団形成・内定承諾率向上に接続)
料金
- 月額サブスクリプション(企業規模・募集数・支援範囲に応じ個別見積もり)
導入フロー
- 現状診断、目標設定
- 要件整理、設計
- 契約、初期設定
- 運用開始
- 定例レビュー・最適化
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