ギブリーは、デジタル人材の採用・育成プラットフォーム「Track(トラック)」を、AI/デジタル人材向けスキル開発プラットフォーム「Track」としてリブランディングし、新たに提供を開始した。
今回のリブランディングでは、人材要件の定義、スキルの可視化、学習機会の提供、人材配置・評価といった各施策を「スキル」という共通言語で結び付ける「Skill First」なプラットフォームとしてTrackを全面的に見直した。併せて機能開発を行ったという。
具体的には、スキルの定義から可視化、育成、実務配置、評価・認定まで、デジタル人材戦略に必要な機能をワンストップで提供。以下に示す3つのコアテクノロジー(Skill Data Cloud、Skill AI、Skill Hub)により、個人と組織のスキルギャップを解消する。
Skill Data Cloud(スキルデータ基盤)
100万人超のスキルデータを蓄積・管理する独自のデータプラットフォーム。経済産業省が推進するDSS(Digital Skill Standard)準拠のスキルタクソノミーを採用し、アセスメント結果、学習履歴、プロジェクト実績などを統合管理する。
Skill AI(AI技術)
蓄積されたスキルデータを学習したAIが、スキル開発を支援。職務経歴からのスキル抽出、スキルギャップに応じた学習計画の自動生成、学習時のヒント提供、プロジェクトへの最適な人材推薦など、AIが「伴走する」ことで自律的な学習と成長を実現する。
Skill Hub(統合プラットフォーム)
スキル開発に必要な機能をワンストップで提供する。
【主要機能】
- スキル定義:自社に必要なスキル要件・ジョブロールの設計
- スキル調査・分析:AIインタビュー、アセスメント、スキルギャップ分析
- ラーニング:個別最適化された学習コンテンツとLMS機能
- スキル認定:学習修了認定、デジタルバッジ付与
- プロジェクトアサイン:スキルベースの人材配置(※2025年春リリース予定)
なお、同社では現在、Public Preview版として一部の企業に導入しているスキルベースのプロジェクト管理・人材配置機能「Track Workforce fs」を2025年春に一般リリースする予定。これによりスキルの可視化、人材育成から実務のプロジェクト配置、要員管理まで統合するHCMプラットフォームを提供する。
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