Thinkingsは、社内におけるキャリア開拓や社内公募の取り組み、それらの課題を把握するために、ビジネスパーソン1069名(全国の従業員1000名以上の企業の一般職)へアンケート調査を行い、その結果を発表した。
今回発表されたのは第2弾で、第1弾の「現在の部署の業務で、自分の能力が十分に活かされていると思いますか」という質問に対し、「活かされている」「どちらかと言えば活かされている」と回答した55.7%の人を「発揮活用人材」、「活かされていない」「どちらかと言えば活かされていない」と回答した44.3%の人を「埋もれ人材」としている。
今回の発表内容は以下のとおり。
テーマ1.「埋もれ人材」の存在、生まれる背景、働きがいの実感
1. 全体の約8割が自分の職場に「"埋もれ人材"がいる」と回答。
- Q. あなたの職場に、あなた以外に能力を活かしきれていない人材がいると思いますか。(複数回答)
2. 自分の能力が「活かされていない」と感じる理由1位は「職場のルールや業務手順」
- Q.自分の能力が「活かされていない」と回答した理由は何ですか。(複数回答)
3. 全体では「働きがいを感じる人」と「感じない人」がほぼ半々
- Q.あなたは現在の部署の業務で、働きがいを感じていますか。(単一回答)
- <「能力発揮人材」/「埋もれ人材」のクロス集計>
テーマ2. 「埋もれ人材」のキャリア実現・キャリア開拓・AI普及の影響
4. 全体の41.9%が「キャリアを実現できていない」と回答
- Q. あなたは、新卒で入社した際に、または、転職などのキャリアチェンジをした際に、思い描いていたキャリア像を、どれぐらい実現していると思いますか。(単一回答)
- <「能力発揮人材」/「埋もれ人材」のクロス集計>
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- 「埋もれ人材」「能力発揮人材」ともに「キャリアプランを思い描いていなかった」という回答も一定数あり、そもそもキャリアプランを立てる経験や機会が十分でない可能性がある。企業としては、社員1人ひとりのキャリアを丁寧に見直し、寄り添うことで、能力をより発揮できる環境づくりや、適切な人材配置の実現につなげられると考えられる。
5. キャリアを切り開こうと行動した際に上司に否定的な反応をされた経験、「埋もれ人材」は「能力発揮人材」の約1.5倍
- Q. あなたがご自身のキャリアを切り開こうとする際に、周囲の反応によって行動が阻害されたり、やる気を失わされたことはありますか。(複数回答)
- <「能力発揮人材」/「埋もれ人材」のクロス集計>
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- 「上司に止められた・否定的な反応をされた」は「埋もれ人材」は41.2%で、「能力発揮人材」の27.7%より13.5ポイント多く、「埋もれ人材」が「能力発揮人材」の約1.5倍多い。部下のキャリアを切り開くための行動を、上司が否定せずに支援することは、「埋もれ人材」を減らすことにつながる可能性がある。
6. AI普及によるキャリアの不安、最多は「ついていくのが大変になる」
- Q. 今後のAIの普及によって、あなたのキャリアにはどのような影響があると思いますか。(複数回答)
- <「能力発揮人材」/「埋もれ人材」のクロス集計>
調査概要
- 調査名称:社内におけるキャリア開拓に関するアンケート調査
- 調査実施主体:Thinkings株式会社
- 調査対象者:調査会社のモニター登録者 ビジネスパーソン1069名(全国の従業員1000名以上の企業に勤務する一般職)
- 調査期間:2025年9月3日~9月5日
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