パーソルホールディングス(以下、パーソルHD)は、2026年4月より、社員向けに人事が開発したAIエージェント型「目標支援コーチ」を運用開始する。この取り組みは、2025年10月から同社が開始した「管理職をラクにする」ための生成AIによる目標設定支援の拡充・発展版として位置付けられており、社員の目標設定の質と納得感を高めることで管理職の面談負荷を軽減し、女性管理職比率のいっそうの向上を後押しする。
2025年10月からの生成AIを活用した目標設定支援は、人事が管理職にヒアリングをした際に多く寄せられた、「部下の目標設定面談」に時間を要するという声をきっかけに生まれた取り組みだという。
第1弾として、総合職正社員463名を対象に、個人の課題に応じて選択可能な7種類のプロンプトを開発し運用を開始。プロンプトのダウンロード数は225件と対象者の約5割に達し、また、利用後アンケートを実施したところ、8割の社員が「役に立った」と回答。利用した社員からは「これまで上司との面談を2~3回実施して目標をすり合わせていたが、プロンプトを使うことで1回の面談で目標設定が終了するようになった」というコメント、管理職側からも「プロンプトを活用した社員は目標設定に対する解像度が格段に上がっている」というコメントが寄せられるなどのポジティブな効果が見られたことから、第2弾としてこれをAIエージェント化し、目標支援コーチとして4月より運用を開始する。
目標支援コーチは、社内版GPTにノーコード・ローコードでAIエージェントを開発できるDifyを組み込んだ「CHASSU CRE8(ちゃっす クリエイト)」を活用し開発。個人の等級や課題に即した問いを投げかけることで、対話を通じて本人の内省を促し、考えるべき根本的な課題や目標に向き合い、適切な目標を立てることを支援する。
なお、パーソルHDでは、女性管理職比率向上を目指し、(1)管理職業務負荷の軽減、(2)女性管理職候補者への研修と支援の2点に取り組んでいる。まず、現状の管理職の業務負担を軽減し、「管理職をラクにする」環境を整備することで、男女問わず誰もが管理職を目指しやすい職場づくりを推進している。目標支援コーチの運用もその一環となる。
【関連記事】
・カオナビに「AI目標・評価アシスト」機能を提供開始 目標の質向上と評価の公平性担保を支援—カオナビ
・女性管理職比率の向上を目指し、生成AI活用の目標設定支援と管理職候補者向け研修を開始—パーソルHD
・「パーソルの人事BPO」を提供開始、経営と連動した人材戦略の策定から運用まで支援—パーソル

