CCNA Securityは、ネットワークセキュリティに関するスキルを評価する資格。210-260J IINS試験では、セキュアなネットワークインフラストラクチャ、セキュリティの中心概念の理解、セキュアなアクセスの管理、VPN 暗号化、ファイアウォール、侵入防御、Web と電子メールのコンテンツ セキュリティ、およびエンドポイント セキュリティに関する知識が問われる。
また、データやデバイスの完全性、機密性、可用性を維持するためのセキュアなネットワークのインストール、トラブルシューティング、および監視に関するスキルや、シスコシステムズのセキュリティインフラストラクチャで使用されているテクノロジーに関する能力も査定される。
CCNA Security資格は認定条件として、CCENT認定またはCCNA Routing and Switching認定、CCIE認定のいずれかの保持が必要。試験時間は90分で、出題数は60~70問。出題形式は次の7種類あり、シスコシステムのWebページで出題のデモを閲覧できる。
- 選択問題(択一問題)
- 選択問題(複数回答)
- ドラッグ&ドロップ
- 穴埋め問題(具体的な値を入力)
- ルータのシミュレーション(コマンド入力)
- シナリオベースの選択問題
- シミュレータで答えを導く選択問題
また、試験の出題内容は次のとおり(カッコ内は出題の割合)。より詳細な内容は、こちらのPDFにまとめられている。ただし、試験によってはここに示されていない関連分野も出題される場合があるほか、事前の通告なく変更されることがあるので、最新版を時折確認したい。
- 1.0 セキュリティの概念(12%)
- 2.0 セキュアなアクセス(14%)
- 3.0 VPN(17%)
- 4.0 セキュアなルーティングとスイッチング(18%)
- 5.0 シスコ ファイアウォール テクノロジー(18%)
- 6.0 IPS(9%)
- 7.0 コンテンツとエンドポイントのセキュリティ(12%)
受験に際しての推奨トレーニングは「Implementing Cisco Network Security (IINS)」。受験の申し込みは、ピアソンVUEのWebサイトから。