「Advanced workforce analytics solution for talent management」は、発信者や宛先、件名、タイムスタンプなどを含む「Microsoft 365」の電子メールやカレンダーから得られる社員の活動量を分析し、組織内の連携や時間の使い方に関する知見を得られる「Workplace Analytics」と、人事に関する業務からタレントマネジメントまでを総合的にカバーする「SAP SuccessFactors」を組み合わせることで、企業内で別々に管理されてきた情報の分析を通じて、科学的なアプローチによる人材育成や開発に関する示唆を提示し、企業全体の人材の能力底上げを支援する。
SAP SuccessFactors上に蓄積された社員の適性検査の結果や評価情報と、Workplace Analyticsから収集できる上司との会議・メールといったコミュニケーション頻度を組み合わせて分析し、チーム運営や人材育成施策活用に役立つ具体的なアドバイスや示唆を与え、働き方の改善や組織パフォーマンスの向上を助ける。
導入費用は、サービスの範囲や企業のニーズによって異なるが、従業員数1000名以上の企業に対して、SAP SuccessFactorsとWorkplace Analyticsの導入も含め2000万円程度からとなる(ソフトウェアライセンス費用は別途必要)。
将来的には、クラウド上に蓄積されているさまざまなデータを活用するにあたり、Microsoft Azureと連携して、人材に関するデータの統合的な分析を可能にしていく。