同レポートでは、同社が運営する就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に登録された20代の社員クチコミデータから、月の残業時間が60時間以上で、そのうち社員クチコミデータの「20代成長環境スコア」(5.0満点)が4.0よりも高い人(8.3%)を、「自分の成長に繋がる修羅場経験」をすることができた人として分析している。
「自分の成長に繋がる修羅場経験」ができる企業の規模としては「100人未満」(11.6%)がもっとも高く、業種別での「IT・通信・インターネット」は10.5%だった。
残業が月60時間を超えている人の割合を示す「ハードワーク率」と、残業が月60時間を超えている人の中で、20代成長環境スコアが4.0以上と高い人の割合を示す「育った率」という視点で見ると、「IT・通信・インターネット」の「ハードワーク率」は20.6%と低い一方、「育った率」は51.0%と高い。ヴォーカーズはこの点について、「ハードワークの仕事に当たれば成長できるが、そうした仕事ばかりなわけではない、という意味で自身のライフスタイルと相談しながら成長を追及できる業種といえるかもしれない」と述べている。