調査によると、日本での技術職の年収水準は、管理職やその他の専門職に比べて低く、全体の中間層に位置づけられることが分かった。反対に、アメリカでは専門職(特に技術専門職)の給与は、全体の中でも上位の層であった。
給与の金額も、日本の技術者はアメリカの技術者に対して6割程度と、低い水準であった。管理職においては、日米の給与水準に大きな差はなかった。
8年間の調査期間中、中小企業(規模10人~999人)、大企業(規模1000人以上)ともに、日本の技術職の給与水準はあまり上昇しなかった。同期間で技術関連職の平均給与の上昇したアメリカとの格差は、さらに拡大していると言える。