2019年6月の転職求人倍率は、前月比0.18ポイント減の2.35倍で、求人数は前月比99.9%、前年同月比112.90%、転職希望者数は前月比107.5%、前年同月比127.9%となっている。
業種別での「IT・通信」の求人数は前月比99.2%と微減、職種別でも「技術系(IT・通信)」の求人数は前月比99.6%とやや減少した。ただし、業種別「IT・通信」の転職求人倍率は6.71倍、職種別「技術系(IT・通信)」の転職求人倍率は8.65倍と高い。
パーソルキャリアは今回の結果について、「6月の求人数は微減だった一方、転職希望者数は、複数の人気企業が募集を始めたことをきっかけに、転職活動を開始する人も多く増加した。求人倍率は、転職希望者数が求人数の増加幅を上回ったため下降したが、求人数は前年同月比で1割以上増加し、転職希望者が数多くの求人から転職先を選べる状況は続いている。7月以降の転職市場は、6月に新卒採用は落ち着き、7~9月にかけて中途採用が活発化するため、求人数は緩やかに増加する見込み」と述べている。