2019年7月の転職求人倍率は、前月比0.13ポイント増の2.48倍で、求人数は前月比101.3%、前年同月比113.3%、転職希望者数は前月比96.0%、前年同月比114.7%となっている。
業種別での「IT・通信」の求人数は前月比102.2%と微増、職種別でも「技術系(IT・通信)」の求人数は前月比103.8%とやや増加した。前年同月比を見ると、業種別「IT・通信」の求人数が115.0%、職種別「技術系(IT・通信)」の求人数が121.8%とはっきり増加している。業種別「IT・通信」の転職求人倍率は7.24倍、職種別「技術系(IT・通信)」の転職求人倍率は9.73倍と、職種別ではとうとう9倍を突破した。
パーソルキャリアは今回の結果について、「7月の求人数は、第二四半期や半期の初めにあたる企業が多く、新たに募集を開始したポジションが増えたため、調査開始以来の最高値となった。6月に続き、7月の求人数は前年比で1割以上多く、転職希望者にとっては良い状況。一方で、転職希望者数は6月に増加した反動により減少した。求人数が増加し、転職希望者数は減少したため、求人倍率は上昇した。8月以降も求人数は緩やかに増加が続く見込み。特に8月後半から9月は、企業が上半期に採用予定の求人を充足させようと力を入れる時期であるため、採用活動は活発化しそう」と述べている。