「freee」は2020年4月以降の特定の法人事業所が社会保険・労働保険に関する一部の手続きを⾏う場合の電子申請義務化に対応するため、同システムを利用している事業者向けに、各種社会保険手続の電子申請サービスである「DirectHR」との連携を2019年11月、「社労夢」との連携を2019年12月に開始する。
freeeに登録されている従業員情報、給与計算・勤怠情報データをDirectHRや社労夢へ連携することで、一貫した業務フローを提供。電子申請の内製化ニーズのある事業者はDirectHR、電子申請を社労士へ委託する事業者(社労士事務所)は社労夢と連携することで、従業員の入社・退職時や毎年の賞与支払い時に必要となる健康保険や雇用保険手続きなどに係る書類作成と申請手続の作業が効率化され、コスト削減も実現されるという。
DirectHRは、社会保険労務士(社労士)業務支援システムである「社労夢シリーズ」のノウハウを企業様向けに展開したサービス。人事部・総務部は従業員から入力・申請されたデータから雇用保険・社会保険の書類を作成し、電子申請まで行える。35種類の電子申請に対応している。
社労夢は社労士向けの業務支援システムで、e-GovAPI連携電子申請システムなどを含む10のアプリと5つのツールを提供。社会保険・労務保険の煩雑な申請手続きの効率化を実現する。現在、約2400の社労士事務所と約60万事業所の顧問先企業が利用しているという。