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リアル事業会社のリアルなエンジニアチーム運営 | #1

暮らしをアップデートするサービスのシステム開発者に必要な技術・姿勢とは――ホワイトプラス 森谷光雄氏

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 かつてエンジニアといって思い浮かぶのは、いわゆるIT企業でプログラミングやシステム運用に携わっているイメージだった。だがITが世の中に浸透した現在、モノを扱う現場――製造や物流、サービスといった“リアル”な世界で活躍するエンジニアが急増している。本記事では、ネット宅配クリーニング「Lenet(リネット)」や、ハウスクリーニングの「kirehapi(キレハピ)」などを展開する株式会社ホワイトプラス 取締役 CTO 森谷光雄氏に、リアル事業会社ならではのエンジニアチーム運営や開発業務などについて伺った。

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ドメイン知識を獲得する「改善チーム」とドメイン知識を活用する「新機能チーム」

――今年で創業11年目と伺いました。現在のホワイトプラスの主な業務を教えていただけますか。

 現在のサービスは大きく分けて2つあります。1つは、創業時から続いてきたネット宅配クリーニングサービスの「Lenet(リネット)」。店舗に行かずにWebやアプリから注文いただくだけで、衣類の引き取りからお届けまでが可能です。現在は衣類だけでなく、布団や靴のクリーニングサービス、またクリーニングした衣類を保管するクロークサービスなども提供しています。

 もう1つは、2018年から始めたハウスクリーニングのマッチングプラットフォーム「kirehapi(キレハピ)」です。エアコンやキッチン、浴室のクリーニングなどの事業者情報を、お客様の要望に合わせて提供しています。お客様は条件がマッチした事業者候補を、口コミなどをもとに比較・検討してWeb上から予約いただけます。

 いずれも事業領域としては、「テクノロジー×生活領域」を軸に展開してきたもので、今後もこうしたコンセプトの下で新たなビジネスを展開していく予定です。

森谷 光雄氏
森谷 光雄(もりや みつお)氏
株式会社ホワイトプラス 取締役 CTO。
法政大学文学部心理学科卒業後、IT系人材紹介企業においてサービスサイトの運用・保守・リニューアルや社内インフラ運用・保守、新規事業立ち上げを担当。2009年にホワイトプラスを共同創業し、現在はCTOとしてエンジニアリング領域や新規事業開発を管掌。

――御社のエンジニアは、どのような業務に就いていますか。

  大きく2つの業務領域があり、それぞれに専任の担当チームが編成されています。1つは「改善チーム」と呼ばれていて、たとえばキャンペーンの運用や社内で使っている業務システム、当社が提携しているクリーニング工場(パートナー工場)向け基幹システムなどの、ドメイン知識(業務に関する知識)の必要性や影響が薄い改修といった小規模の開発がメインの業務です。

 もう1つは「新機能チーム」で、ドメイン知識の活用が必要なシステムの新機能や、大規模な改修を手がけています。現在は、半年がかりで進めてきたパートナー工場向け基幹システムの大規模改修が佳境を迎えています。サプライチェーンそのものを変更するので、それに伴う基幹システムの処理フローの流れも大幅に変えるという開発プロジェクトです。

――それぞれのチームのメンバーには、どんな特徴がありますか。

 「改善チーム」は比較的若めですね。平均年齢層は20代中盤くらい。もちろん基本の技術はしっかり身につけていますが、ドメイン知識はまだこれからです。そこで当面は改善や小規模な開発で経験を積みながら、周辺のドメイン知識を獲得していきます。

 「新機能チーム」のほうは平均で30代中盤。コードベース設計(オブジェクト指向)に長けているメンバーが多いですね。年齢的にもかなりの経験を持ち、複数のドメイン知識に精通していて、なおかつ技術レベルも高いベテラン集団です。

 従来はこのように業務経験や知識でチームを割り振ってきましたが、昨年からは業務経験がまだ少なくても、設計技術のレベルが高いか、素地があり興味が強いのであれば「新機能チーム」に参加してもらい、ベテランからナレッジを積極的に移していく試みを始めています。ビジネスの規模が拡大していく中で、コアな技術人材に業務が集中するのを分散していくのがねらいです。

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この記事の著者

工藤 淳(オフィスローグ)(クドウ アツシ)

出版社や制作会社勤務の後、2003年にオフィスローグとして独立。もともと文系ながら、なぜか現在はICTビジネスライター/編集者として営業中。 得意分野はエンタープライズ系ソリューションの導入事例からタイアップなど広告系、書籍まで幅広く。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/2093 2020/04/24 06:00

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