同調査は2019年5月9日~2019年6月1日に実施され、大学生4880人、大学院生1417人の合計6297人の回答を集計している。
同調査によれば、学生の志望する従業員規模別「望む働き方」を見たところ、「従業員数100人未満企業」を志望していた学生は他規模を志望する学生に比べ、「就業形態にこだわらない働き方」や「独立・起業を考えている」傾向があると分かった。
また、「従業員数100人未満企業」の志望学生は、「企業固有の技術や商品等が強みの企業」よりも「個々の人材の専門性が強みの企業」への支持が高い傾向などが見られたほか、採用選考の広報解禁時期が2020年卒と同じ3月となった2016年卒時と比べると、「従業員数100人未満企業」の志望学生は「個人が試行錯誤することで成長する」よりも「会社のノウハウや型を学んで成長する」ことへの支持が高まった。
これらを踏まえて同社では、中小企業は新卒・若手採用において、「自社独自のノウハウや専門性を習得できる組織づくり」や「入社後どのように成長できるのか」を周知することがポイントになると述べている。
なお、同社のWebサイトで配布している資料(PDF)では、より詳細は調査・比較の結果を確認できる。