今回のリニューアルの背景には、日本大学経済学部 櫻井研司氏と実施した「人材定着・職場推奨度とその要素についての共同調査」によって、統計学的に人材定着において有意な関係があるとされる要素が明らかになったことがある。2020年1月~3月の期間、働く人614名を対象にWeb調査を実施したところ、人材の定着と関連が深いとされる要素は、“やりがい”よりも、“ワークライフバランス” “多様な働き方”など、働く上での土壌をどう作るかに関連する要素であると判明したという。
同調査の結果を受けて「ハイジ」では、人材定着に関わる15要素を原因指標の新項目として反映。サービスをリニューアルした。新しく抽出項目になった15要素は次表のとおり。
ハイジは、従業員アンケートと結果レポートによって、人材定着と関連の深い“多様な働き方”“メンタルヘルス” “経営への信頼”など、組織の課題を部署・年代・性別といった様々な分類で可視化し、改善までをサポートする。PC/スマートフォンでアンケート調査を行い、結果レポートを閲覧するまでのシステム利用料は無料。有料オプションとして、結果の施策の検討をテレビ会議でサポートする「伴走支援プラン」や、PC/スマートフォンでの回答が難しい環境の場合に紙でアンケートを実施する「質問紙調査プラン」を提供している。