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「テレワーク」利用実態レポートを公開、オフィスワークのほうがよいが6割に―oricon ME

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 oricon MEは、「ビジネスチャットツール」「Web会議ツール」の顧客満足度調査を実施。10月のランキング発表に先駆けて、一部設問から「テレワーク」の利用実態に関するレポートを作成し、公開した。調査期間は6月22日~7月3日で、回答数は1万0519名(18〜69歳男女のビジネスパーソンおよびアルバイト従事者)。

 今回の調査によると、テレワークに「賛成」が82.2%に上ったものの、「在宅勤務が指示(命令)された(自宅待機命令も含む)」(23.3%)、「在宅勤務を推奨されたが、強制ではない(各部署の判断に委ねる)」(11.3%)と、指示・推奨は34.6%にとどまった。また、今後のテレワーク実施意向については、「オフィスワークがいい」(29.0%)、「どちらかといえばオフィスワークがいい」(31.6%)で、実に6割がオフィスワークの意向を示した。

 その理由として、「自分の仕事が在宅勤務に適した業務内容ではないから」が最多の42.6%。次いで「出勤した方が規則正しい生活リズムを維持できるから」(29.9%)、「出勤した方が適度な運動になって良いから」(22.3%)と、“通勤”を「規則正しい生活リズム」 「適度な運動」という捉え方をする意見も見られた。テレワークが浸透しにくいのは、仕事外の個人の考え方が強く、実施する個人の意識も一因となっているようだ。

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 年代別で見た今後のテレワーク実施意向に関しては、「女性10・20代」が最多だったが、理由のTOP3は、「移動しないので疲れずに済むから」(61.4%)、「服装・化粧・身だしなみに時間をかけなくて済むから」(60.8%)、「朝遅くまで寝ていられるから」(51.3%)だった。特に「服装・化粧・身だしなみに時間をかけなくて済むから」と「朝遅くまで寝ていられるから」は、全体のパーセントと比べ、それぞれ24.5%、25.7%も多く、朝の仕度時間軽減など、朝ゆっくりできるのがポイントのようだ。また、居住エリア別の今後のテレワーク実施意向は、42.9%で首都圏が最多。次いで、「九州・沖縄」(41.7%)、「北海道」(40.6%)が続き、「近畿」は38.7%で4番手となっている。

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 役職別にテレワークの実施状況を見ると、「課長クラス」が全役職中、最も多く73.3%(「在宅勤務が指示(命令)された」44.3%、「在宅勤務を推奨されたが、強制ではない」29.0%)。テレワークの指示・推奨はあったもようだが、一方でテレワークを「全く実施していない」も課長クラスが17.8%で最多だった。なお、「全く実施していない」は、次いで「部長クラス」の17.4%となり、管理職のテレワークがしづらい実態が浮かび上がった。

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 「ビジネスチャットツール」と「Web会議ツール」の利用状況については、ビジネスチャットツールは「Microsoft Teams」が13.4%、Web会議ツールは「Zoom Meetings」が12.1%で、それぞれ最多となった。また、ビジネスチャットツールのMicrosoft Teamsは、従業員規模が1000人以上の大企業勤務者で特に利用されており、これはWeb会議ツールでも同様の傾向となっている。Zoom Meetingsは、学校・教育産業従事者の間で特に利用されている。

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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