マイナビは、2021年卒の学生を対象にした「マイナビ 2021年卒学生就職モニター調査 7月の活動状況」を発表した。調査期間は2020年7月27日~7月31日、2021年卒業予定の全国大学4年生および院2年生1954名(内訳:文系男子349名、理系男子521名、文系女子537名、理系女子547名)から回答を得ている。
調査結果について、同社では以下のように述べている。
7月の活動状況では、面接を受けた割合や内々定を得た割合など、ほぼすべて(全22項目中21項目)の活動で、前年同月の割合を上回った。適性検査や筆記試験を受けた社数は0.4社(前年同月比0.2ポイント増)、エントリーシート提出社数は0.4社(前年同月比0.2ポイント増)、面接を受けた社数は0.6社(前年同月比0.3ポイント増)、内々定を得た社数は0.3社(前年同月比0.2ポイント増)となり、それぞれ前年同月の2倍以上の数値となっている。活動している学生は毎月減ってはいるが、7月に入っても学生と企業の双方が引き続き活発に活動していることがうかがえる。
今年の3月から7月までに学生が受けた面接のうち、Web面接だった割合は、全体で72.4%だった。企業の面接対応について7月末時点で最も適切なものを聞いたところ、1次面接、最終面接ともに「ライブ形式のWEB面接として実施する」と答えた割合は前月よりやや増加した(1次面接:72.2%、前月比5.0ポイント増/最終面接:32.6%、前月比5.6ポイント増)。緊急事態宣言の解除以降、対面式の面接を適切だとする学生が一気に増えたが、直近の新型コロナウイルス感染者の増加を受けて、再びWeb面接を適切だと考え直した学生がいるようだ。
入社までに内々定者フォロー・内々定者研修を希望する割合は87.1%(前年比13.1ポイント増)で前年より大きく増加した。内々定者フォローとして希望する内容では「内定者懇親会(対面)」を希望する学生は51.6%と半数を超えた。「内々定式」を希望する学生も44.7%と高く、内々定を得たことを実感できる機会を求めているようだ。また、入社までに「集合研修を受けたい」と思う学生の割合は50.5%(前年比1.1ポイント減)と約半数で、前年と同等であった。「オンライン型の研修」を希望する学生は62.4%で「集合研修を受けたい」割合を上回った。
さらに、入社予定先企業から「保護者が入社を承諾しているか」について確認されたことがあるか聞いたところ、「確認されたことがある」学生の割合は全体で28.6%(前年比2.2ポイント増)だった。