学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施し、結果を発表した。調査期間は2020年8月28日~9月7日で、回答数は1088名。
オンライン・リアル(直接企業に訪問)を問わず、インターンシップ(1day仕事体験を含む)に参加したことがあるのは49.4%で、約半数はインターンシップへの参加経験があることが分かった。
参加したインターンシップの実施方法は、「オンラインとリアル両方に参加」が最多で42.1%、次いで「オンラインのみに参加」が39.5%となった。インターンシップ参加経験者のうち81.6%は「オンラインインターンシップ」を経験していることが明らかになった。
オンラインで参加したインターンシップの参加日数は「1日」が最多で68.0%、次いで「2~3日」が27.7%となった。オンラインのインターンシップは、1日~短期間で実施されるものが多いことが分かる。
オンラインで参加したインターンシップは、「業界研究や仕事研究などのセミナー形式」が最多で78.4%、次いで「参加者同士でワークをするグループワーク形式」が68.9%だった。新型コロナウイルスの影響で、初めてオンラインでのインターンシップ実施に踏み切る企業も多かったことから、オンラインコミュニケーションツールでの実施に置き換えやすい「セミナー形式」や「グループワーク形式」の実施が多くなっていると推察される。
また、オンラインインターンシップで参加して良かったものは、「参加者同士でワークをするグループワーク形式」が42.0%で最多となった。「オンラインで参加したインターンシップの種類」では、「参加者同士でワークをするグループワーク形式」は、「業界研究や仕事研究などのセミナー形式」に次いで2番目の回答だったが、参加して良かったものではトップになった。参加者同士でコミュニケーションを取るものや、ワークを通して仕事を疑似体験できるインターンシップへの人気が高いことがうかがえる。