YOUTRUSTは、同社のキャリアSNS「YOUTRUST」ユーザー238名を対象に「副業に関する実態調査」を実施。そのうち、副業経験者の「副業報酬」「副業時間」に関する結果を発表した。調査実施期間は2020年8月12日〜23日。
副業経験者のうち、1か月当たりの収入は「〜5万円」が29.2%、次いで「10万円超〜20万円」が26.8%だった。「10万円超」を足し合わせると、全体の48.2%を占め、50万円を超える人も3.0%いることが分かった。
副業で得ている報酬を時給換算した場合、平均時給は「2001〜3000円」が最多。次いで「4001〜5000円」「1001〜2000円」となった。派遣社員の平均時給のデータ[1]と比較しても、時給水準は同等もしくは高い結果となっており、副業者の専門性を正当に評価し、報酬が支払われていることがうかがえる。
時給当たり報酬水準は、「副業が本業よりも高い」とする人が38.8%、「副業と本業は同等」とする人が15.2%で、足し合わせると全体の5割を超え54.0%を占めた。副業の報酬設定は、本業での時給換算値を基準として、スキル・経験の程度や、会社の状況に合わせて調整されるケースが多い。YOUTRUSTは、副業を初めて行う際には、このようなデータや情報をもとに、副業先と条件交渉・調整に取り組むことをおすすめしたいと述べている。
1週間当たり副業に充てる時間は、「〜10時間(30.6%)」「〜3時間(23.1%)」「〜5時間(13.9%)」の順で上位を占めた。経験者の約7割は、1週間あたり「10時間以内」で副業に勤しんでいる。
注
[1]: ジョブスリサーチセンター「2020年8月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」