ミドル・ハイクラス層を中心に転職サービスを展開するプロフェッショナルバンクは、同社に登録している経営・管理職層を対象に、「長期化するコロナ禍における経営・管理職人材の転職への意識変化」に関するアンケート調査を実施した。実施期間は、2020年8月14日~2020年8月31日で、有効回答数は586名。
その結果、経営・管理職人材の約6割が長期化するコロナ禍において、転職意欲に変化があったと回答。また、転職先に求める条件が変わったとする人材は5割に達した。具体的には、リモートワーク制度やワークライフバランスを求める声が多く、働き方への意識変化が見られた。
アンケート結果は以下のとおり。
① 長期化するコロナ禍において転職への意欲に変化はありましたか?
② コロナ禍前と後では、転職先に求める条件に変化はありましたか?
③ ②で「大きく変わった」、「多少変わった」と回答された方にお伺いします。今後、重視していきたい条件は何ですか? 2つ選択してください。
④ ②で「大きく変わった」、「多少変わった」を選択された方へお伺いします。主な要因は何ですか?
以下、本問に対する自由回答。
経営の安定性や収入に関する回答例
- 突然の倒産や事業閉鎖が起こりうることを目の当たりにしたため。
- ビジネス環境が激変する中で、1つの企業や業務に集中することのリスクがあることを実感したため。
ワークライフバランスやリモートワークに関連する回答例
- 在宅勤務による効率化が実感できたため。
- 居住場所を問わない、出社は最小限度でいいなど、自由度の高い働き方を取り入れている企業を魅力に感じるようになったため。
- 勤務形態や場所について、大都市である必然性が薄れた。
転職市場に関する回答例
- 転職市場の変化と、ファッション業界の弱体化によって狭まった選択肢の幅を確保するため。
- 転職市場が今後ますます厳しくなると思われるから。
その他の回答例
- 今回のコロナ禍で、企業のBCP、社会的責任、従業員を大切に扱うことへの認識度など、それぞれの対応が明らかに浮き彫りになったと感じるから。
- 家族の安全が最優先。
- コロナ禍でまずは安全・安心な働き方と環境が最優先事項になったから。