Incrementsは、プログラミングに特化した情報共有サイト「Qiita(キータ)」において、企業や組織としての記事投稿などを可能にする「Qiita Organization Pro(キータ オーガニゼーション プロ)」のクローズドベータ版の提供を開始したことを発表した。
Qiita Organizationは、会社や組織などに所属するQiitaユーザーの投稿記事をまとめられる機能。今回リリースしたQiita Organization Proは、さらに次の3つの機能を追加した。
- Organizationとして情報発信ができる
- 従来のQiita Organizationは、投稿した記事は所属するQiitaユーザーに紐づくが、Proオプションを有効化することで、Organizationとして記事を投稿・管理できる。これにより、企業の情報を個人ユーザーではなくOrganizationとして発信できるようになり、所属メンバーの脱退などで記事とOrganizationの紐づけが解除される事象も防げる。
- 自社製品の宣伝を行うことができる
- Qiitaでは個人による宣伝を主目的とした記事投稿を禁止しているが、Proオプションでは、プログラミングに関連するという条件に当てはまる場合は、宣伝記事の投稿も可能となる。これにより、自社製品の情報などをQiita内で発信しやすくなり、自社のブランディングや製品プロモーションに活用できる。
- 所属メンバーの非公開が可能
- Proオプションでは、所属するメンバーの非公開化を行えるため、組織とアカウントの関係を外部に公開することなく記事発信ができる。
なお、同社はクローズドベータ版を無償で公開し、一般公開時には有償オプションとして提供する予定。今後は、Qiita Organization Proを活用してもらうことで、企業や研究機関による技術情報の発信の促進を目指すという。