Z世代の新卒採用の新事例を解説・考察する「OPEN HR LAB (β)」を開講―電通

　電通は、ワンキャリアと共同で、企業の経営者や採用担当者向けに、激変する就活市場で生まれた新卒採用の新事例を解説・考察する1DAYプログラム「OPEN HR LAB (β)」（オープンエイチアールラボベータ）を開講。7月9日(金)にオンラインにて無料で開催する。

　副業を認める企業が増えていることや、終身雇用の崩壊、経団連が定める採用ルールの変化など、就職活動を取り巻く環境は、いま大きく変化している。Z世代と呼ばれる新たな価値観を持つ学生のキャリア形成の考え方も大きく変化しており、2021年に全国の大学生を対象に実施した「サークルアップ調査」では、「入社前に配属保証してほしい」と96.1％が回答。「5年以内に退職、転職する予定がある」は76.6％、「自分の就職した会社が65歳になる頃にはなくなると思う」は34.6％という結果に。これらの調査結果は、去年に実施した同内容の調査よりも、数字が上昇傾向にある。企業に勤めない働き方も多様化している中で、就職とは企業に入ること、という考え方は、Z世代の学生にとって古い価値観になりつつあることが原因だと考えられる。

　これまでの就職活動が、企業に入社することを目指す就社活動だとすると、これからは本当の意味での職に就く就職活動が加速していくと考えられる。例年どおりの採用活動を行っている企業は、学生から選ばれなくなっていくリスクもある中で、新たな採用事例も生まれつつある。そこで、電通とワンキャリアは、就活市場の大きな変化を踏まえ、企業の経営者・採用人事担当者向けにOPEN HR LAB (β)を開講するに至ったという。

　当日は、誰でも参加できるオープンなウェビナー形式で実施。電通からは採用におけるマーケティングメソッドやクリエイティブ開発の考え方を解説。ワンキャリアからは企業の人事担当者を招致し、採用の最新事例について解説・考察する。

　OPEN HR LAB (β) 1DAY講座の詳細は次表のとおり。