マイナビは、マイナビAGENTにおいて、一時的な雇用過剰の企業から人手不足の企業への“在籍型出向”マッチングサービス「マイナビ出向支援」を提供開始した。同サービスは今年3月から一部の問い合わせのあった顧客へ向けて案内していたが、今回、本格的に稼働することとなった。
新型コロナウイルス感染拡大による不安定な情勢により、経営悪化、雇用過剰に陥る企業が現れ、社会課題となっている。その一方で、感染防止施策や巣ごもり需要の増加など、生活様式の変化がもたらす需要構造の急変で、深刻な人手不足に悩まされる業界・企業も多く存在している。
その解決策として、従業員の雇用を守るため、雇用過剰となった企業が人手を求める企業との間で雇用共有を行う「在籍型出向」が注目を集めているという。
しかし、雇用維持だけを目的とすると、出向人材が新しい環境で十分に能力を発揮できず、モチベーションが低下するということも発生しかねない。出向人材のスキルを活かすために、出向元と出向先の綿密なマッチングが重要となってくる。
そこで同社は、異業種における人材ニーズに関する情報の収集を行い、人材過多な出向元企業と、人材不足の出向先企業のマッチング支援サービスであるマイナビ出向支援を提供開始。全国の拠点と、幅広い業種間のネットワーク、多くの企業の経営課題を解決してきた実績を活かし、従業員の生活とキャリアを守る企業・団体をサポートする。