豆蔵は、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進する人材の育成に向けたプラットフォームをリリースした。
DX人材の育成に積極的に取り組む企業が増加する中で、研修受講による知識獲得に加え、研修で得た知識の定着と成長につなげるためには、習得した知識をアウトプットする機会が必要だ。同プラットフォームは、DX人材育成プログラムのオンライン受講のほか、受講後に交流と発信を行うコミュニティ活動を支えるサービスで構成。組織と受講者の成長ゴールに沿ったコミュニティ活動の場を提供することで、組織のDX活動を強力に推進する。
豆蔵オリジナルの研修プログラムによる知識獲得
これまで、豆蔵が集合対面形式で提供してきたプログラムをオンライン向けにリニューアル。産学連携と実ビジネスの中でコンサルタントの知見から生み出された研修をeラーニング化するとともに、同期型演習・ウェビナーによる伴走型研修をeラーニングと組み合わせることによって、知識獲得から実践力につなげる。また、研修は「知識獲得研修」と「実践力育成研修」の2つから構成される。
知識獲得研修では、ビジネス課題を数理問題に置き換えてプロジェクトの目標設定を行う方法を学ぶ。また、データ利活用のプロセスを理解することで、事例の読み解きを行い、データ分析の流れを自身の身近な課題で考えられるようにする。また、基本的なデータの加工や可視化の手法を学ぶ。
実践力育成研修では、演習用データを用いて課題解決型の分析プロジェクト演習を行い、一連の作業による成果物を作成する。演習課題に対して分析計画の立案から分析と評価、分析結果の発表までを行う。データ分析の試行錯誤から結果の評価について、豆蔵のデータサイエンティストが伴走して演習実施を支援する。
フォーラム活動でのアウトプット機会による知識定着
受講終了後もプログラム修了生として、豆蔵が主催するコミュニティ活動や修了生の自己研鑽活動に参加する場を提供。他者や熟達者の考えを知る機会を持つことで、DX系研修でありがちな「研修で習得した知識をすぐに活用するプロジェクトへの参画機会が少ない」という問題への解決策の一つとなる。
なお今後、豆蔵が開発した対話型AIエンジン「MZbot」を利用して教材や指定サーバー上の文書検索を行うことで受講者の振り返りや学習の深化を支援する機能や、受講者の活動履歴の集計・分析による習得知識の可視化で受講者の自律的な成長や組織活性化につなげる機能を、順次リリースしていくという。