ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、新卒から3年以内に転職した経験がある498人(女性328人/男性170人)を対象に「新卒3年以内の転職に関する意識調査」を実施し、その結果をランキング形式でまとめた。調査期間は、2021年6月29日~7月11日。
新卒入社から3年以内に転職した理由ランキングの1位は「仕事内容が合わない」。2位以下には「人間関係が悪い」「勤務時間・休日への不満」が僅差で続いた。現状への不満から転職を決意した人が多い中、5位には「他の仕事がしたい」も入った。11位以下には「スキルアップしたくて」といった回答も入っている。希望とは違う部署への配属や、任された業務が合わないなどの理由で転職を決意した人が多数いた。
続いて、新卒入社から何年(何か月)で転職したかを聞いたところ、4割以上が1年以内に転職していることが分かった。半年以内に転職した人も20.1%と約2割。「石の上にも3年」「転職するならとりあえず3年働いてから」とよくいわれるが、もっと早い時期に転職している人も多いことが分かった。中には「2週間で辞めた」という人もおり、理由は「ハラスメントと慢性的な残業」だった。また入社1か月で会社都合により解雇された人もいた。
さらに、新卒入社から3年以内の転職を不利と感じたか聞いたところ、「不利と感じた」「まあ感じた」という回答は合わせて34.8%だった。「職歴が短いと不利」といわれることもあるが、最近では第二新卒専門の転職サービスなどもあるため、あまり支障を感じないのかもしれない。
なお、転職した時期別に回答を比較してみると、次図のようになった。転職した時期が早いほど、「不利だと感じた」「まあ感じた」と答えた人が多くなった。
最後に、新卒から3年以内に転職して満足しているかを聞いたところ、87.4%の人が「満足」「まあ満足」と答えた。「3年以内の転職は不利」と回答した人の中にも「満足」「まあ満足」と答えた人は多数。転職活動に多少苦労しても、結局、転職してよかったと感じる人も多いと分かる。
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