受験する
学習が完了したら、いよいよLPIC試験を受けることになります。学習した成果を発揮するだけですが、ちょっとしたコツや注意点などをお伝えしておきます。
申し込み
先ほど述べたとおり、人気のある日時だと会場が埋まってしまうことがあるので、早めに申し込んでおくことをお勧めします。
また、LPICは受験日が自由に決められる反面、学習が十分でないことを理由に受験日を延期してしまいがちです。そのような人は「公開ペーパー試験」を受けるという手もあります。通常のLPIC試験は、自分で選んだ日時と場所(試験センター)でPC上で回答していくスタイルなのですが、公開ペーパー試験は、PCではなく紙に印刷された問題を見て、解答用紙に答えを記入するスタイルです。しかも、試験の日時と会場があらかじめ決められており、大勢で同時に受験します。情報処理技術者試験を受験したことがある人であればイメージが湧くかもしれません。受験日を延期してしまいがちな人は、公開ペーパー試験の活用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
解答
試験では、解けるものからどんどん解いていきましょう。解けない問題にはチェックを付けておくことができるので、後で改めて考えるといいです。他の問題を解いているときにふと思い出すこともあります。解ける問題の解答が済んでいれば、残り時間を解けなかった問題を考えることにじっくり費やすことができますが、そうでないと時間がないと焦ってしまいます。ちょっと考えれば分かることが分からなくなったり、ケアレスミスをしたり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
私の場合、問題を見た瞬間に答えが分かるもの、少し考えれば分かりそうなものはそのまま問題を解きにかかります。逆に、知らないキーワードがあったり、意味がすんなりと頭に入ってこない問題はチェックを付けるだけにして、次の問題に進むようにしています。チェックを付けた問題は、最後まで一通り解いた後に改めて取り組みます。
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私のわずかな経験からですが、Linuxの学習やLPIC取得に向けてお伝えできることをまとめてみました。偏った経験や見解もあるかもしれませんが、何か少しでも皆さんの学習のお役に立てれば幸いです。