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人事情報・従業員データを活用した人材登用・抜てき、多くの企業が道半ば―Visional

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 ビズリーチが運営するHRMOS WorkTech研究所は、企業の人事担当者を対象に、人事情報・従業員データの活用に関するアンケート調査を実施した。

 調査の概要と結果は以下のとおり。

  • 対象:ビズリーチを利用している人事担当者
  • 調査期間:2021年10月4日~28日
  • 有効回答数:440件
    ※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある

人材登用や異動・配置・抜てきなどに従業員データを活用している企業は3割未満

 人材登用や異動・配置・抜てきなどに人事情報・従業員データを活用できている企業は3割未満という結果となった。多くの企業では、人材登用や異動・配置・抜てきにおいて、客観的な人事情報・従業員データが活用されていないことから、主観的な印象や情報に頼った意思決定が多く行われていることが推測されるという。

人事情報・従業員データの活用目的、約5割が「人材情報の可視化」

 現在の人事情報・従業員データの活用目的については、約5割が「人材情報の可視化」と回答。また、現在の人事情報・従業員データを活用している目的と、今後活用したい目的を分析したところ、最もギャップが大きかったのは「タレントの特定(次世代リーダーや抜てき対象)」であった。多くの企業が、タレントを特定して人材登用や抜てきを行いたいと考えているものの、現状は人事情報や従業員データの可視化にとどまっている状況であると、同社は推測している。

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活用したいデータの種類、「キャリア志向」「モチベーション」「適性」で
現状と今後のギャップが大きい傾向

 人材登用や異動・配置・抜てきなどに活用したい人事情報・従業員データとして、「キャリア志向」「モチベーション」「適性」の3つは、現状とのギャップが大きいことが判明。スキルや経験、業績評価だけでなく、本人のキャリア志向に沿って人材活用を行う必要性を、企業の人事が感じていることの表れではないかと述べている。

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フリー回答:「今後活用したい従業員データについて」(一部抜粋)
  • 社員が今後どのような業務に挑戦したいのかを可視化したい(50名未満/製造業)
  • 今後はチーム編成の検討材料として、チーム編成後のチームビルディング状況に関する情報を活用したい(1000名以上5000名未満/IT・インターネット)
  • モデル社員の定義化に取り組みたい(50名未満/IT・インターネット)
  • 従業員のキャリアプランを明確にし、それに向かって学習しキャリアを積んでいけるように支援したい(1000名以上5000名未満/IT・インターネット)

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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