人材発掘サービス「KANAME」を提供しているITSUDATSUは、最優先で育成すべき人材(要〈カナメ〉人材)の成長率および変化率などの育成データを蓄積・研究し、企業や経営者が「要人材」起点の組織活性化に注力できる環境や、情報収集できる場として「KANAME Data Campus」を設立した。
KANAMEは、最優先で育成すべき自律人材である「要人材」を発掘し、人材育成の優先順位を可視化する人材発掘サービス。約10万人以上の回答データのアリゴリズムを基に、組織に存在する3%〜5%の要となる人材を発掘する。これにより、成長しやすい人、変わりやすい人材(要人材)から優先的に経営や教育リソースを投下でき、そこから生まれた波及効果によって、企業の組織活性化を実現するという。
今回設立されたKANAME Data Campusは、企業の経営者や人事部門を対象とし、これまでの約10万人以上の回答データを基に、要人材の発掘・分析・育成、企業の活用事例・実績を研究し、その研究に基づいた情報を発信する専門機関となっている。具体的な役割は以下のとおり。
- 経営者や人事部門担当者を対象とした、要人材の発掘・分析・育成の研究
- 「KANAME」導入による、要人材の成長率の分析と考察
- 「KANAME」導入による、組織変化の分析と考察
- 学術領域との協働による、抜擢を主としたタレントマネジメント領域の牽引
- 採用活動、人材活用における各種統計データから導く、タレントマネジメントのトレンド予測
- ITSUDATSUによる、ヒューマンアナリティクスの実践に基づいた考察と研究データの発信活動
- 世界各国の労働政策・人材ビジネスの情報収集
- 先進企業の人材マネジメントの情報収集
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