パナソニックは、4月からの事業会社制(ホールディングス制)に向け、2023年度採用計画を策定。また、各事業会社の競争力強化に向け、自立的なキャリア形成と、最適な人材の確保を目的に、事業会社ごとに選考を行い初期配属の職種を確約する、新たな採用体系の導入を決定した。
新たな採用体系の概要は以下のとおり。
新卒採用選考体系(大学/大学院卒)について
各事業で必要とされる強みや個性を有する人材の確保を目指し、各事業会社による選考を新たに導入し、各事業会社におけるすべての職種について、内定時に初期配属を確約する。求職者の初期キャリアを約束することで、自立したキャリア形成を促すためだという。
また、選考コースや職種とのミスマッチを防ぐため、各事業会社の募集職種における具体的な仕事内容と、求められる要件を同社の採用サイトに公開している(約140)。
2023年度の新卒採用計画は次表のとおり。
通年採用について
学問・研究などの経験を積むことに取り組む学生に向け、6月・7月以降でもキャリア選択における学生への情報入手や応募機会の提供を目的とし、2021年度新卒採用より「通年採用」を本格化。2023年度新卒採用でも継続する。
同社は今後、「ものをつくる前に、人をつくる」という考え方に基づき、学生が年次にとらわれず一人ひとりに適したタイミングで将来について考え、社会人との関わりの中で成長や可能性を広げるきっかけづくりに注力する。
また、従来から行っている大学との共同研究やインターンシップのほか、大学キャンパス内でのインターンシップや授業などの産学連携活動を新たに加え、引き続き人材育成に取り組むとしている。
なお、2023年度の各種セミナーや面接は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、引き続きすべてオンラインで実施する予定だという。
加えて、海外・日本国内を問わず、同社拠点から離れたところに住む求職者の負担軽減のために、いつでもコンテンツへアクセスして、同社への理解を深められるようにオンラインの情報提供を行うとともに、オンラインとリアルの最適なバランスを考慮した、ハイブリットな採用活動を模索していく。