学情は、20代の仕事観をひも解くことを目的に、「女性管理職比率」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 対象:転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
- 方法:Webアンケート
- 期間:2022年6月3日~6月12日
- 有効回答数:209名
約7割の20代が、「女性管理職比率が高い企業は好感が持てる」と回答
女性管理職比率が高い企業について、「好感が持てる」と回答した20代が25.8%に上った。「どちらかと言えば好感が持てる」43.5%を合わせると、約7割の20代が、女性管理職比率が高い企業に好感を持っていることが分かる。「時代の潮流に乗っている企業だと思う」「ダイバシティを重視している企業だと感じる」「社会課題に取り組む姿勢を感じる」「SDGsのなかでも、ジェンダーの平等には強い関心を持っている」などの声が寄せられた。
転職活動において、女性管理職比率が高いことを知ると志望度が上がると回答した20代は35.8%
転職活動において、女性管理職比率が高いことを知ると「志望度が上がる」「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した20代は、35.8%となった。「性別に関係なく、働きやすい環境が整っていると感じる」「女性も活躍でき、かつ正当に評価されていると思える」といった声が寄せられた。
4割超が、転職活動において女性管理職比率を意識
転職活動において、女性管理職比率を「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した20代が42.1%を占めた。転職活動において、4割超の20代が、女性管理職比率を意識していることが分かる。
男女別では、「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した割合が、男性は28.5%、女性は58.9%となった。6割弱の20代女性が「意識する」としており、関心の高さがうかがえる。
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