リクルートマネジメントソリューションズ(リクルートMS)は9月、新入社員および入社2〜4年目の若手社員を対象とした研修プログラム「X-SHIP(クロスシップ)」を提供開始した。
同社は、Z世代の強みや持ち味を生かしつつ、自律的な成長につなげるカギは「セルフリーダーシップ」の力にあると考え、同研修を開発。セルフリーダーシップとは、自分自身に対して発揮するリーダーシップのことで、「自分自身を率いる能力」と言い換えられるという。セルフリーダーシップを具体的に「自分が起点となって動くことで、よりよい状況を自らつくっていく力」と定義し、自律が求められる職場環境において特に重要な基盤の力として、研修全体のメインテーマに設定している。
同研修の適正人数・形式は1クラス12名~最大20名とし、2日間(1日7時間)で実施する(時期・回数・テーマなどカスタマイズ可能)。
学習コンテンツと期待される効果は以下のとおり。
- セルフリーダーシップのマインドセットを身につける:自律的な行動のベースとなる「自分起点で動けばよりよい状況はつくれる」という考え方を身につける
- セルフリーダーシップ発揮の具体的メソッドを学ぶ(6つのスイッチ):
- 「状況を捉えなおす」2つのスイッチ:自分と異なる点を取り入れ、仕事の幅を広げる
- 「自分をアップデートする」2つのスイッチ:自身のものの見方の特徴に気づき、つまずきやすい状況で行動を切り換える
- 「自分らしさを生かす」2つのスイッチ:自分らしさを生かす可能性に気づき、前に進むエネルギーとなる
- 同期との支え学び合う関係性を深める:受講者個々の多様な考えや視点から学び合う。相互アドバイスを行うセッションを通じて、同期との支え学び合う関係が深まる
また、Z世代分析から導かれた、自律を促すポイントを学習コンテンツと手法に取り入れて設計している。Z世代の学習スタイルに最適化した学習手法は以下のとおり。
- 個の尊重:一人ひとりの個性や多様性を尊重することで、内発的動機による強い実践エネルギーを生む
- 自己決定による納得感:答えを与えられるのではなく、様々な選択肢の中から自己決定する納得感が自律行動につながる
- 学び合い:相互に学び合うワークで、自分たちでよりよい状況をつくれる実感を持ちつつ、同期の関係を深め職場でも支え学び合う関係をつくる
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