損害保険ジャパンは、7月に人材育成体系を抜本的に見直し、その一環として、Z世代向けの新たな育成プログラムを10月から開始する。
同社は、社員一人ひとりが持てる強みを発揮し、価値を創造するために必要な機会を提供することを目的として、これからの時代に求められる保険商品やサービスを生み出すために必要なコンピテンシーを「7つのチカラ」と定義。社内における価値だけではなく、市場価値が高く、ビジネスパーソンとして実力の高い人材の育成に向け、人材育成体系を7つのチカラを伸ばす体系へと抜本的に見直した。
今回、Z世代の活躍・成長支援のため、新たな育成プログラムを、Z世代およびマネジメント層に向けて開始する。
プログラムの概要は以下のとおり。
Z世代向け育成プログラム「Innovation Z」
入社2~4年目の社員を対象に、7つのチカラを高めること、同世代で教え合い・学び合い・切磋琢磨する環境を創ることを目的としたプログラム。3ヵ月間で実施し、集合研修やオンラインでのチームディスカッションを経て、チームでプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションでは、先輩社員がサポーターとしてアドバイスを行い、取締役を含む役員が審査員としてフィードバックするなど、全社でZ世代の成長を支援するという。
同プログラムは、7つのチカラのうち、特にアイデアを創造するための情報探索力、課題設定力を高めることを目的に、THE Breakthrough Company GOと共同で設計している。
マネジメント層向け育成プログラム「SJ New Leadership Discovery」
マネジメント層を対象に、社員一人ひとりが自ら考え、協働し、成果を生む「自走する組織」への変革の実現を目的としたプログラム。個人学習とチームラーニングにより学ぶべき最新の組織論・マネジメント論を3ヵ月間で体系的に学ぶ。プログラム終了後も卒業生のコミュニティで学び続け、自走する組織への変革を実現するという。
同プログラムは、今の時代に求められる最新のマネジメントを学ぶことを目的に、ループス・コミュニケーションズと共同で設計している。
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