ソフトウェア品質技術者資格は、テストや品質保証の担当者だけでなく、すべてのソフトウェア技術者が品質技術を身につけ、実践していくことにより、ソフトウェア品質が向上されることを目的とする資格。試験では『ソフトウェア品質知識体系ガイド —SQuBOK Guide—』をベースとして、ソフトウェア品質全般に関する知識が問われる。
試験は初級、中級、上級の3段階により構成されているが、上級試験の開催は現在のところ未定。初級試験は1年に2回、中級試験は1年に1回実施されており、今回実施される第18回試験は初級のみ。11月18日(土)に行われる試験では、初級試験とともに、中級試験が行われる。
初級では、主にソフトウェア技術者が身につけておきたい品質技術に関して、概念や用語を知っており、それを述べることができるかつ背景を理解したうえで、具体的な例を挙げて説明することができるレベルとされている。試験には選択式問題が40問出題され、合格ラインは70%前後とされている。試験時間は60分。
また、中級は品質技術に関して、概念や用語はもちろん、技術や使い方を詳しく理解しており、実用的な問題を解決するために、その知識を応用できるレベルとされている。試験には、選択式問題が25問、記述式が穴埋め10問、説明5問、解説2問出題され、選択式の合格者のみ、記述式の採点が行われる。合格ラインは明記されていない。試験時間は120分。
出題範囲の詳細については、次のシラバスを参照してほしい。
今回の初級試験の実施概要は次のとおり。
試験日時 | 2017年6月17日(土)10:30〜11:30(60分) |
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試験会場(地域) | 仙台、東京、大阪、名古屋、福岡 |
試験料 | 1万0800円(税込み) |
申し込み受付期間 | 2017年3月2日(木)〜5月9日(火) 15:00まで |
受験申し込みは、日科技連の試験案内サイトから申込書(PDFファイル)をダウンロードし、内容を記入後にメール添付で送付する。詳しくは試験案内サイトを参照のこと。なお、1つの試験に同一窓口から一括して10名以上一括して申し込みおよび受験料の振込みを行う場合、当該試験に限り、1人あたりの受験料が10%割引になる(団体割引)。