学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「内々定の獲得状況」を調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2022年11月25日~11月30日
- 有効回答数:399件
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
11月末時点の内々定率は8.7%、前年同月比2.5ポイント増
2024年卒学生の12月度の内々定率(11月末段階)は、8.7%という結果になった。前年同時期の6.2%を2.5ポイント上回った。
文理別では、文系が7.6%、理系が10.9%と理系が文系を上回っている。
88.9%の学生がすでに「就職活動を実施」と回答 インターンシップ参加社数は「10社以上」がトップ
就職活動(就活を目的としたインターンシップ参加を含む)をしている学生は、88.9%と約9割に上った。前年同時期を2.5ポイント上回っており、景気の回復や新型コロナウイルスによる行動制限緩和の影響などで、就職活動の進捗率はやや早めに推移していると考えられる。
インターンシップへの平均参加社数は5.58社で、「10社以上」と回答した学生が最も多く、33.8%を占める結果となった。
内々定企業の従業員規模は、5000人以上が40.0%で最多回答
内々定を得た企業の従業員規模は、「5,000人以上」と回答した人が40.0%で最多だった。次いで、15.9%が「3,000~4,999人」と回答しており、規模の大きい企業ほど早期内々定出しを進行していることがうかがえる。
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