TISインテックグループのTISは、従業員の持続的な成長を支える経営のための、コンサルティング・IT基盤構築・教育/研修などをワンストップでサポートする「人的資本経営実践サービス」を4月1日から順次提供開始する。
同サービスは、企業が人的資本の価値を向上させる一連の取り組みを「人材投資(人材戦略)」と「従業員の成長」の2つの側面から実践するために提供するもの。第1弾として、経営層や人事部門向けに、人材戦略の策定と企業価値の向上をサポートするコンサルティングサービスを提供する。
同コンサルティングサービスでは、同社が提唱する「スキルを基軸とした人的資本経営の実践手法」であるSkill-based HCM(通称:SBM)を活用。経営層やマネジメント層はスキルとロール(役割)をもとに事業戦略に応じた人材ポートフォリオを作成し、従業員はキャリアポートフォリオを作成する。人材ポートフォリオとキャリアポートフォリオのギャップを可視化・定量化し、そのギャップをマネジメント層と従業員の対話を通じて、育成計画や配置計画などの実行計画に具体化していくという。
同社は今後、同コンサルティングサービスのほか、人材情報・財務情報・その他の経営情報を組み合わせ、データドリブンな人的資本経営を実現するITソリューションサービスと、従業員一人ひとりのパフォーマンスを引き出し持続的な成長を支える施策を提供するグローアップ推進サービスの展開を予定。また、人的資本経営実践サービスのラインナップを順次提供・拡充していくとしている。
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